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結露対策の一案
2019/4/2
年末に住宅の診断を依頼されインスペクションを実施したお客様より、一冬越しての状況連絡がありました。
こちらのお客様は、寝室のひどい結露に悩んでおり結露の原因を調べてほしいとのご依頼でございました。
インスペクションの結果、住宅の気密不良・断熱の欠損は発見されず、既存の２重サッシの外側サッシの気密・断熱性能不良、室内空気の循環不良が原因ではないかと考え、それらを改善するのが最良ではないかとアドバイスを行い、換気扇と給気口の設置、サッシの入替を提案致しました。一冬越しての結果、ここ数年悩まされ続けてきたひどい結露が全く無くなったと、お客様よりお喜びの連絡がありました。
２重サッシ周辺の結露対策には、一般的に内側サッシの気密性を高くし室内空気の侵入を防ぐとともに、外側サッシの気密性を低くし高湿な空気を屋外に排出するのが効果的と言われておりますが、屋外側のサッシの気密・断熱性能が不良の場合、室内側のガラス面や壁面に対し冷気が接する可能性が高く、万全な対策とは言い難いのではないかと考えます。
以前に比べ、外壁面に取付けられている屋外側のサッシもカバー工法で外壁を加工せず簡易に取付けられますので、サッシ周辺の結露に悩んでいる方は一考してみてはどうでしょうか。
